トライの評価???

野球のホームラン
サッカーのシュート
ラグビーのトライ



まるっきり個人技のホームラン
個人技の要素の強いサッカーのシュート
それに比べ個人技の要素よりも他の14人のお膳立てがあってフィニッシュが出来ているのがラグビーのトライなのだ。



確かにスピードと強さが無ければトライが出来ないのも事実だが、トライ王を新聞紙上や協会があんなに評価する必要は無いと思う。
僕のトライに対する評価はスクラムの押し、ラインアウトスローインやキャッチ、タックル、ジャッカルなどの平常のプレーと何ら変わる事の無い程度のものだ。
ラグビーを楽しく見せる為にこのようなタイトルホルダーを決めて話題性を作っている意図は解るのだがラグビーポリシーから考えた時に如何なものかと思う。
現役の頃、トライをして誉められた事も無いし、誉めた事も無い。
プロップやセカンドローの連中はトライよりもスクラムの押しやモールの押しを大切にする。


三列目のプレーヤーはタックルに命を掛けている。トライなんて付録のようなものだと思っている。


そのポジションにはトライよりも大切なプレーが沢山ある。その結果としてトライがあるのだ。そしてゴールキックがあるのだ。
トライは15人の頑張った結果なのだ。


チームがトライした時に、他のプレーヤー達は『あのトライは俺がターンオーバーしたから』とか『俺のタックルから始まった』とか『俺がボールを出したから』などと心の中でほくそ笑んでいるのだ!
そこがラグビーの大きな魅力のひとつなのだが、、、。



その考えは私だけだろうか?