花園出場決定


(カツカレー、不味かった)
母校が花園出場を決定した。
試合会場に向かう途中定食屋に寄った。
縁起を担いでカツカレーを食べに寄ったのだ。
最近体型に注意しているのでカツは食べないのだが今日だけは食べない訳にはいかない。
後で負けた時に後悔するのは嫌だからだ。
定食屋でカレーとカツを頼んだ。メニューには無かったので無理無理自分でコラボレーションしたのだ。
食べてみたら専門店ではなかったので非情に不味かった。
その不味さが勝利への不安生んだ。その不安を消す為に黙々と食べた。
大学ラグビーを応援に行くと国立のレストランで仲間とカツカレーを食べるのが恒例だ。
選手達を信じていない訳では無い。食べると何となく落ち着くのだ。
更に縁起を担ぎ4年前に勝った時に何を着ていったのか考えたが昔の事で記憶が無かった。
いつものセンスの無いジャンバーを着た。
1時間半前にグランドに着いたが既に駐車場が満杯だった。僅かのスペースに愛車を置いた。
予定通りにいかないと縁起が悪いのだ。駐車場管理人の方がラグビーのレフリーのようにコチラを睨んでいたが、ルールで言えばオフサイドラインぎりぎりの所だった。注意されなかった。運が向いて来た。
練習場を覗いたが独特の雰囲気を醸し出していた。選手、コーチングスタッフの目の色が変わっていた。緊張感のあるいい顔をしていた。
入り口の前で昨晩ノーサイドに来てくれた元父兄会の会長と会った。一緒に観戦する事にした。
母校の秋工は4年ぶりの花園出場を決めた。感動の勝利だった。不味かったが定食屋さんに感謝した。そしてあの駐車場のオジサンにも、、、。

(歌に合わせ全員で振り付けをする)

(ジョエル、選手の花束に上機嫌)

祝賀会の2次会に姪っ子のジョエルを呼んだ。秋田市の種苗交換会のゲストでコンサートに来ていたのだ。
『優勝したらコッチに来て』と頼んでいたのだ。『いいよ!』
勿論ギャラはオジサン持ちだ。
NHKに出演してからギャラも上昇中なのだ。しかし、ギャラは内緒だ!二人の秘密なのだ。
急遽、選手達が花束をジョエルに準備してくれていた。
4曲を披露した。『アメージンググレース』『ノーサイド』『荒川静香さんのyou raise me up』そして『』ヒーロー』

選手と父兄と指導陣にお祝いをしたかったのだ!
選手達の多くの涙を見て来た。
父兄の涙も見て来た。皆に喜んでもらえたようだ。
ジョエルも楽しんで帰って行った。
その後もラグビー仲間と笑飲した。



ジョエルは11月3日、秩父宮ラグビー場での法政大学対関東学院大学の試合前に法政大学の校歌を歌う事になっている。
オジサンもついて行く予定だが腰痛がひどい。足がしびれている。病院に行って痛みを止めないと東京は階段とホームが長いから大変だ!
東京のOBに行くと言ってあるため朝から深夜の会食までスケジュールが組まれているのだ。貴乃花の優勝時の『痛みをこらえて良く頑張った』の心境だ。秋工の選手にも大会前に『この一戦に人生をかけろ!ココまで来れば怪我とか痛みはもう関係ない』と激を飛ばした自分が恥ずかしい。(でもこの東京行きには人生がかかっていない)
行かないと言ったらまた信用を失う、、、。



翌日の朝、姉から電話が入った。『腰痛はどう?車で迎えに行くよ!』何の事か理解出来なかった。
そうだ、親父の法事だったのだ。親不孝者の僕はこの一戦以外全てが頭の中から飛んでいたのだ。
秋田にいる家族だけの法事だったが楽しく食事をした。

(しびれを切らしたジョエル)

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お歳暮に感動の一本(25文字以内文面自由)