教育的価値

ラグビーの教育的価値の非情に高いスポーツと言われている。


では教育的価値とは???
この言葉に含まれている意味は沢山ある。


その中の一つに「敬意」というキーワードがある。
ラグビー精神の中に「敬意」という意識と言葉がだんだん見えなくなってきている。
相手選手に「敬意」を表し、相手チームに「敬意」を表するのがラガーの常識であった。

トライしたとき、勝利したとき、その喜びを自分自身で喜びを噛み締めていた。
相手チームに対する「気遣い」の現れだったと思う。
喜びを全身で表す事を否定するわけではないが「気遣い」もラグビーが教えてくれる大切な心だ。


マスコミなどに必要以上の脚光を浴び過ぎ増長し、謙虚さが失われてきている。
また、トライの数を評価する風潮はどうも理解出来ない。
トライ数は数は大した評価基準ではないのだ!
トライは結果であり、15人全員の頑張った結果であり、トライ数を競うのは何ら意味を成さない。

ラグビーを経験した人間はトライ数よりもあのフォワード一列目の過酷なプレーヤーの頑張っているプロップの姿を誰もが評価し、尊敬の念を抱いている。


ラグビーから色んな事を学ぶ事が出来る。
ラグビーから失われつつある「敬意」と言う言葉を蘇らせて欲しい。
ご両親に「敬意」
仲間に「敬意」
指導者に対する「敬意」
グランドにたいする「敬意」
ボールやユニホームに対する「敬意」など、、、。
この心を大切にすればラグビーの存在意義が大きくなる!
それでこそラグビー人口を増やす意義があるのだ。


「敬意」というキーワードを大切にする事が人間性豊かなラガーマンを育ててくれるのではないか?

偉そうに言っている僕自身、この大事な心を忘れていた1人だったかもしれない。