3勝6敗の返り討ち

朝、5時頃に何気ないメールが届いた。
それは直ちゃんの当日の写真入りのゴルフスケジュールだった。

(敵から届いた屈辱写真にリベンジを誓ったのだが、、、。)
当日11時から法事があった僕に暗に『ハーフで良いから勝負しませんか?』という挑戦状だった。ラガーマンスピリッツを大切に生きて来た僕はどんな挑戦は受けなくてはならないのだ。7時半スタートだったが朝のお仕事を済ませ、直ちゃんに電話を入れた。

『今、家を出た!5分で行く』

勿論、前々日に3打差で屈辱的な敗戦を喫し、今シーズン3勝5敗だった。バーディーチャンスを2度逃し、嘲笑されていた。30センチのバーディーパットを外し、更に外し、ボギーになっていたのだ。

俺が打つ瞬間直ちゃんはプレッシャーを掛けて来た。

『先輩、この距離だったらクラブのドコに当たっても入るね』と、不良老人はプレッシャーに弱いのだ。500円の温泉代がかかっている一打だった。

(新屋温泉に着き温泉代を払おうとしたら前日の深夜の豪遊で財布にお金がなく、ビールのギフト券を敵に渡した。そして風呂の中で前日の豪遊に持っていった金額と使った金額を二人で計算した。多分、落としてはいないという結論が出た。風呂に入っていた人はこいつ等頭がオカシイ!と思っただろう!間違いなくオカシイ!)

この屈辱を払おうと勝利を信じてノーサイドクラブ(河川敷)向かった。結果は2打差の帰り打ちだった。3勝3敗からの3連敗だ!

でも笑いに笑った楽しいラウンドだった



(小さなお花畑で、、、。似合うでしょ!)

(ミスショットを予見してたかのように敵はシャッタ−チャンスを逃さなかった)