夢中で生きる

普段、無意識に使っている言葉に『夢中に生きる』という言葉がある。素晴らしい言葉だ。正に夢の中で生き続けるの意味である。確かに年老いてくると、この生き方に陰りが生じてくる。


昨年、会社を休業状態にし、のんびりと過ごした。
この生き方に非難もあった。羨ましいと言う声も聞こえた。
夢中に生きてはいなかった事は確かだった。



振り返れば、若い頃、夢中に生きていた。夢をつかもうと必死にあがいていた時だ。高校、大学とラグビー日本一の夢をつかもうと夢中だった。また、レギュラーポジションをつかもうと夢中で練習をした。誰よりも遅くまでグランドにいた。



オンリーワンの酒屋を目指して夢中に新製品開発に時間をかけた。今、思い返せば無我夢中だった。


『夢中で生きる』とは若者だけの特権か?
私も今年で62歳になる。元若者にも『夢中で生きる』権利はある。いや、元若者だからこそ、余生を活き活きと生きる為にも、
『夢中』を探さなければならないのだ!