秋工時代の後輩達が還暦祝い
秋工時代の1年後輩達が還暦祝いに秋田に集った。
彼等は国体優勝、全国大会優勝の素晴らしい戦績で卒業して行ったメンバーだ。年間無敗だった。
突然、宴会会場から電話が入り、次々に代わる後輩達の声を聞きこれは会っておかなきゃ、と思い刈穂の大吟醸を抱えタクシーに乗った。
会場に着くなり昔話に花が咲き楽しい時間を過ごさせてもらった。
九州から来た笹川とは40年振りだった。高校を出てから当時日本のラグビーを牽引していた八幡製鉄所に入ったのだ。
長い間、故郷を離れ、苦労を重ねたのだろう。人間が更に大きくなっていた。
ある後輩がポツリと言った。『僕はナベさんの同期の人達に負い目があるんですよ。あの失点の3点は僕の犯したピックアップなんですよ』と言った。
そしたら向かいにいた後輩がまたポツリと『その試合、俺もノッコンしたんだ』と言った。
40年経った今でもこのプレーははっきりと覚えている。また彼等も忘れられないでいたんだ。
僕にとって、有り難い、尊い言葉だった。
脱走が相次ぎ6人しか残らなかった同期が彼等にどれだけ助けられたか?
ラグビー経験者で他のメンバーに迷惑をかけていない選手はいない。
また、他の選手の為に貢献しなかった選手もいないのだ。
だからつよい契りで結ばれているのだ。
和田、小野、正志、畦、星、保坂、森健、児玉、笹川、又雄ありがとう!
高田、伊藤信、館岡、長谷川、伊藤勝好(故人)に会えなかったのが残念。
(右から和田、小野、星)
和田がナベさん、今日一緒に泊まっていきましょう。俺と同じ布団でと誘ってくれたが、想像すると気持ちが悪くなったので帰った。(笑)