最高の被写体



繁華街を歩いていたらある飲食店のドアが開いていた。
中を覗いたら見た事のある頭部が見えた。
そして視線が合流した。
そのまま立ち去ろうとした僕にお誘いの声がかかったのだ。
『一緒にビール如何?』
断る理由は何もなかった。

ダイエットの一環で徘徊の最中だったのだ。
このおじさん、被写体として最高のモデルだ!

隣のプロカメラマンに上手とほめられた。