中央地区大会 秋田工業優勝
(新入生歓迎会)
秋田工業32−5秋田中央(20−0・12ー5)
昨年の新人戦から接戦で勝ってきた中央高校との注目の一戦が八橋ラグビー場で行われた。
ファーストプレーのキックオフのアタックにおいて相手のFWにプレッシャーをかけ押し込んだ。
このプレーに指導陣、選手のこの一戦に対する思いが象徴されていた。
そしてその後の連続攻撃で中央のデフェンスを切り裂いた。
前半だけで言えば中央高校のキック攻撃に対する秋工のデフェンスが完璧だった。
ここ数年間、課題だったキックに対する不安を払拭した。
バックスリーのフィールディングミスがゼロだった。
若い1年、2年の成長が目を見張った。
この若い力が相手陣にクギづけ出来た大きな要因となった。
3列目の相手スタンドオフへのプレッシャーが微妙にキックコントロールを狂わせた。
また、村井主将の相手のデンジャラスゾーンへの正確なキックもこれまた次の攻撃の大きな起点となった。
センター陣の早いデフェンスがライン攻撃を封じた。
弱体と言われているフォワードも自陣への帰りがアタックを継続させた。そしてひたすら走りボールを奪取した。
後半に入りトライチャンスのパスミスがあったが積極プレーの中でのミスであった。ミスではあったが一年生コンビでの自陣ゴール前からの攻めようとした積極性は高く評価しなくてはならない。
しかし、セオリーを考えたときフェアーキャッチをし、ゲームを切る事を選択しなくてはならない。
特に接戦のゲームに於いては守らなくてはならない常道である。
結果的にはこのミスが中央に攻撃権を与え、5点の失点につながった。
準決勝の秋工と中央戦の秋工は別のチームになっていた。
意識がプレーを大きく昇華させる。
昨年からフォワード中心のラグビーからボールを動かす15人一体のラグビーを目指している。
その結果がバックスの進化として表れた。
全国のトップに近づく為にはリスクを背負った15人一体のラグビーを目指さなければならない。
今日の試合で自分達の目指すラグビーが表現出来たのではないか。
秋田県予選まで150日、精進を怠れば即日流れが変わる。1日×150日を大切に精進して欲しい。
選手、指導陣の明日からの更なる精進を期待します。ご苦労様でした。