秋工敗れる

秋工が報徳学院に敗れた。4年ぶりの花園だった。先制はしたものの動きが硬かった。
彼等にとって花園は初めての経験だったのだ。
精神的には初出場状態だったと思う。
彼等の準備した全てをぶつけた上の敗戦だった。
負けはしたが彼等の3年間は価値ある3年間だった。
ひたすら花園出場を目指し、あきらめず、秋田を制し、花園出場を勝ち取ったのだ。


秋工の歴史を知っているOBや関係者にとっては納得いかない敗戦かもしれない。
でも、これが現実なのだ。秋田は小中学校の底辺があまりにも少ない。


トップリーグ大学ラグビーでの出身分布を見ると圧倒的に九州、関西に集中する。
九州、関西には小中学校に多くのチーム数を有し、莫大な人材供給組織が出来上がっているのだ。


底辺拡大は莫大なエネルギーと時間を要する。秋田県ラグビーの大きな課題がそこにある。


彼等が頑張ってたどり着いた4年ぶりの花園出場、秋工の新たな歴史作りのスタートを切ってくれたのだ。
後輩達がこの悔しさをバネに毎日を精進して欲しい。一歩一歩頂点を目指し進んで欲しい。


選手の皆さんご苦労様でした。
関係者の皆さんありがとうございました。
頑張れ!秋工!