天国の秋工ラグビー部OB会

高桑先生が2006年2月8日に、佐忠先生が2006年10月26日に亡くなられた。
恩師のお二人の笑顔が見られなくなってから早いもので3年、寂しい限りである。
亡くなられたOBの皆さんと天国で再開されている事と思う。


戦後の混乱期に戦地から引き上げてこられた先輩達が、再建の為に人生を掛けて作り上げた秋工ラグビー部、そのご苦労は並大抵のものではなかったかと推察される。


我々後輩も沢山の逸話を聞いている。また体験もした。



結婚式の帰りにグランドに寄り、泥だらけのグランドでモーニングを着たままセービングとタックルの見本を見せた先輩。



千秋公園の上から、グランドを見ていたら、気合いの入っていない練習を見て自転車を担いで千秋公園裏の土手を降りてきて怒ったOB、



花園の準決勝で勝ち方が悪かった、それが情けないと三国荘の玄関で泣いたOB。



現役に勝たせたい、ラグビー部の歴史を作りたいという純真な思いがこのような大先輩達にこのような行動をとらせたのだ。OBの勝たせたいという思いがグランドをいつも、修羅場化とさせていた。





天国に召された高桑栄一先生、村山裕太郎先輩、中野加子一郎先輩、佐澤一郎先輩、小浜竹治先輩、伊藤 金十郎先輩、谷藤正三先輩、出雲修治先輩、田口七太郎先輩、宮腰繁先輩、佐藤勝郎先生、加賀谷靖先輩、鈴木重昭先輩、加賀谷幸雄先輩、佐々木敏夫先輩など全国制覇15回に大きく貢献された大先輩達である。また戦後の秋工ラグビー部復活に人生を掛けてきた方々である。



今、天国に高桑先生、佐忠先生を迎え、このメンバーでOB会を組織し、16度目の全国制覇の夢を語り合っているのではなかろうか?



高桑先生の(手を握りながら根性だよ!闘志だよ!)の声が、、、.



佐忠先生から(やれば出来るのだ!)



村山裕太郎先輩、中野加子一郎先輩、佐澤一郎先輩から(スクラムとタックルだ!)、、、。



小浜先輩と田口先輩のコンビが天国で復活している。田口先輩の大きな声(アイシ!)が聞こえる、、、。



出雲修治先輩、宮腰繁先輩から(OB戦早くやるで!)の声、、、。



天国OB会では若い佐藤勝郎先生、加賀谷靖さん、鈴木重昭さんから(懇親会の会場が決まりました!)の声が、、、。



加賀谷幸雄先輩、佐々木敏夫先輩から(熱燗の準備が出来ました!)の声、、、。



そして谷藤正三先輩が(七太郎、清水の次郎長のをやってみろ!)の声も、、、。



遠くなっている日本一、天国の大先輩達に一日も早い16度目の全国制覇の報告を伝えたいものです。

(お世話になった天国に行かれた先輩達を偲んでみました)

(後列左はしが高桑先生.右から2番目が佐忠先生)