伊藤啓子女史がさきがけ新報に!

伊藤啓子さん。我がノーサイドの重鎮、、、。

さきがけ新報に登場!
母の夢を、、、。
俊平頑張れ!



「両チームのメンバーをお知らせいたします・・・」柔らかいハイトーンボイスが、フィールドに響く、熱心なラグビーフアンにとっては聞きなれた声だ。
伊藤啓子さん(秋田市千秋中島町)のラグビー場でのアナウンス席は、かれこれ15年になる。秋田市勝平中(秋田市エコークラブ)−男鹿工高ー日体大を経て、現在トップリーグサントリーでプレーする一人息子の俊平さんが小さい時から、ラグビー場に足を運んでいた。当時の県協会役員に請われた。男の世界に当初は戸惑いを感じた。全国高校大会県予選の表彰式で優勝校を誤って伝えたこともあった。だが、持ち前の明るさ、勉強熱心さで、ラガーメンの世界にも程なく溶け込んだ。俊平さんの最後の試合になった全国大会予選決勝でもマイクを握り、息子が(秋田工に)敗れるシーンを目の当たりにしても「あくまで冷静に放送した、放送席を離れた後で号泣したけど」。
技術を語れるレベルではない、と謙そんするが、意識の高さはプロ顔負けだ。
体調管理には気を使う。「私の顔を知らなくても、声を知っている方は多い。声が武器なので、耳障りであってはいけない。風邪をひいている人には近寄りません」と笑う。試合中は同席する県協会役員と連携して、どんな反則でプレーが止まり、誰がトライを決めたのかを瞬時に伝える。観戦をサポートする美声は今や、ゲームの一部にもなっている。
秋田ノーザンブレッツのホームゲームは全て担当。昨年は職場の協力を得て、秋田わか杉国体ラグビー成年の会期中、ずっと開催地の男鹿市に通った。月刊誌「あきたタウン情報」の営業職で多忙なだけに「応援してくれる同僚には感謝しています」。夢は「招待試合でサントリーが秋田に来たら、息子の名をアナウンスすること」だ。
「11月20日付、秋田さきがけ新聞より」