中央高校おめでとう!

混戦が予想された今大会、中央高校が2年連続の花園出場となった。
勝戦はやはり15人一体のラグビーが仕上がってきていた。


今大会で注目すべきは下馬評では3番手だった秋田高校が準決勝で秋工をロスタイムでペ逆転ぺナルティーゴールで決め決勝に進出した事だった。
秋工との試合で中盤でのキック合戦で秋田高校は優位に相手陣に入った。
秋工側から見ればのキックに対する消極的な対応が流れをつかむ事が出来なかった大きな要因となった。
秋田高校の勝因は秋工の弱点を熟知していた中盤の試合運びであった。
また秋工のキープレーヤーのスタンドオフへ徹底したプレッシャーが少しづつ秋工のリズムを狂わせた。

またゲインラインを突破した後にかなりの多くのペナルティーを取られている。
スタンドからでは解らないがあれではトライの形が出来ない。何が取られたのかチェックが必要だ!

秋工はスクラム、ラインデフェンス、後半のラインアウトは完璧ではないがだいたいプランどうりにいっていたと思う。
前半の2回のチャンスでゴールを割れなかった事が響いた。
また中盤でのキック合戦で地域をとられた事が、秋田高校のペナルティーキック3本(9点)につながった。


今年の秋工は何が何でも勝たなくてはならない年であり、チームも順調にレベルアップして来ていただけに残念でならない。
頑張ってくれた三年生の選手達と三年間応援してくれたご父兄の皆さんに心からご苦労さんと申し上げたい。
頑張って来たプロセスは無駄にはならない。価値ある3年間だったと思う。厳しい練習をどこよりも頑張って来た姿はOBである私の眼に焼きついている。


秋工は今、神様が与えてくれた試練の時だと思う。我慢の時である。必ずや常勝秋工の甦る時が来ると信じている。