宮部久蔵は臆病者ではなかった。

宮部は「海軍航空隊一の臆病者」「何よりも命を惜しむ男だった」と部隊の中で揶揄されていた。しかし、彼の根底には日本は戦争に負ける。これからの日本の為に若者を無駄死にをさせてはならない。彼は命がけで若者と家族を守ろうとした。

そこには愛する妻との『必ず返って来る』という約束もあった。

あの時代(戦中)の宮部の行動は勇気と信念がなければ出来る事では無い。

それが彼に対する誤解が解け宮部を命がけで守ろうとする部下や戦友達が現れた。

周りに迎合する勇気ではなく、あの時代に人間が生きて行く為の本質や幸せを追求したがゆえの勇気だった。


70年前の不幸な戦争は絶対に繰り返してはならない!

日中、日韓での領土問題で緊迫度を増している現在、どんな事があっても戦争への突入は選択肢からはずさなければならない。

悲しみと憎しみを生み人間の愛や尊厳など全てを破壊してしまうのが戦争だ。

すすり泣きが映画館に、、、。

今年の1月に訪れた知覧の特攻隊員の悲痛な叫びを思い出させてくれた映画だった。

靖国神社と戦争責任をリンクさせる人が多いが彼等は『靖国で会おう』と後世の為に命を捧げたのだ。我々の親父の世代なのだ。昔の話ではない。靖国神社にはサラリーマン時代何度もお参りに行った。日本人の敗戦によって歪んだ心が英霊を悲しませている。

靖国神社で手を合わせる事が戦争で亡くなった御霊への唯一の感謝の表しなのだ。
靖国神社参拝を反対する日本人は日本人なのか?