再会




阪神時代



叔父さんと


鳴門大橋を越えたら、左方面に三宮の表示が出ていた。
オヤジの弟の誠太郎叔父さんが住んでいる!
阪神タイガースピッチャーで僕を可愛がってくれた叔父さんの家がある!


急遽、ハンドルを切った。


病院へ行って居なかったらどうしよう?
電話したら、スケジュールを変えてまってるだろう?
それではご迷惑をおかけする。


急なこうばいと狭い道を何度もハンドルを切った。
おばさんと二人暮らしをしているのだ!

家の前は狭い!僕のキャンピングカーは駐車しずらい!

『ゴメン下さい!哲夫です!』とブザーを押した。
窓から従姉妹のみっ子ちゃんが顔を覗かせた。
みっ子ちゃんが来ていたのだ。

『哲夫さんだ!』30年振りくらいだったが覚えていてくれた。

『叔父さん連絡しないでごめんなさい!九州と四国を回ってきました。鳴門大橋を越えたら三宮と書いてあったのでナビで探して来ました』

叔父さん、伯母さん、みっ子ちゃん、三人ともビックリな顔をして大喜び。『良く来てくれたね〜〜〜〜』


家の前の置いたキャンピングカーが気になり記念写真を撮り夏に体調を壊していた叔父さんと何回も握手をし、『さようなら』を言って来た。
窓から外を眺めながら手を振ってくれていた。


ちょうどこの日が叔父サンの91歳の誕生日だった!


みっ子ちゃんが『凄い!今日がお父さんの誕生日なんだよ!』と何度も言ってくれた!

叔父さん、いつまでもお元気で!

また、感動し、涙が溢れて来た!