再会

先日、九州の久留米氏に住んでいる早稲田のOB、日野康英さんからDVDが送られてきた。

早速見た。
“きらり九州”という番組に俳優の誠直也(学生時代の同期)が出ていた。
彼の高校時代の思い出の福岡にぶらりと帰って高校時代の仲間と再会するという設定だ!

彼は高校時代、全国制覇した福岡電高校ラグビー部のキャップテンだった。その後、同期の副キャップテンの森君(福岡の城東高校ラグビー部監督)と一緒に法政に入学して来たのだ。

僕と一緒に法学部を受験したが、3人とも見事に落ちた。
そして再受験して文学部に入る事となったのだ。同じクラスで4年間過ごした。
出席日数を稼ぐ為にお互いに代返していた頃が懐かしい。

誠直也は全国大会の決勝戦で痛めた膝が治らず、現役プレーヤーを断念した。
彼のその時の気持ちを考えると計り知れない辛さだったろう。高校ラグビー界のトップクラスのプレーヤーだっただけに、、、。

その後、彼はグランドから姿を消した。

芸能人として活躍していたが、何年もの間、法政のラグビーにも出てくる事はなかった。十数年前、気持ちがふっ切れたのだろう、、、久々に我々の前に表れた。後輩が早稲田を破って学生チャンピオンになった日、祝賀会会場の中に彼はいたのだ。

彼はプレーヤーを断念した時の思いをこの映像の中でも語っている。また以前、羽田の喫茶店でその時の辛い思いを僕に語ってくれた事もあった。

彼等とは年に何回か後輩の菅平合宿や秩父宮、国立競技場などで会っている。

誠直也君と森清美君がこうして再会しているシーンがテレビに映し出されている。
ラグビーが醸し出した二人の友情を見ていると目頭が熱くなる。
森君は法政の4年生の時キャプテンをつとめチームをまとめて頑張った。最終的には早稲田に破れ、準優勝に終わったがあの弱小チームをあそこまで持って行った彼の功績は大きい。いいキャプテンだった。


このDVDを見た後、彼らに電話した。電話せずにいられなかった。

このノーサイドと花鳥風月で酒を飲み交わす約束をして受話器を切った。

詰め襟の学生服を着て初めてあった頃を思い出す。

花園で優勝した時の優勝旗

緒方先生との再会。

学生時代、僕も森君と一緒に緒方先生のご自宅にお邪魔した。




若かりし頃の恩師、緒方先生

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